グズザンポー!
今回は皆さんの知らない未知の料理、ブータン料理について書いていこうと思います。
とある日、行きつけの「Momo Corner」でランチを取りながら考えておりました。
ブログネタねーかなー・・・?

ちなみに、「Momo」っていうのは、餃子みたいな感じの食べ物です。
この店安いし、市場の脇にある立地条件もあり、いつも大繁盛です。
で、頼んだのが、左のビーフモモ(65ヌルタム=90円)と右のチーズモモ(55ヌルタム=80円)

さらに、下の、Beef Thukpa(80ヌルタム=120円)

ま、全体的にかなり安いです。
ただ、どれも、味が薄くて、特にスープは全く味がしないので、私は塩を入れます。
こっちの人達は基本この写真にある様にいかにも辛そうな調味料を入れて、自分好みに仕上げて食べます。

私は決して、これらの調味料は使いません(笑)
また、とある日、コーチのChencyoとランチに出かけました。

彼はブータン人ですが、公用語のゾンカ語、英語、近隣国の言葉である、ネパール語、ヒンドゥー語、バングラデッシュ語(ベンガル語?)、そして、彼の故郷の言葉(ブータンは小さい国なのに、言葉が沢山あるらしく、それらの言葉は全く似ていないそうです)を使えるそうです。
更に、驚くべき事は、この国にはこういう「なんたらリンガル」な人が多くいるらしいです。
島国の日本では考えられませんが(笑)
んで、下は彼が食べていた「シャカム・ダチ」

この国で有名な「エマ・ダチ」の一種で材料はビーフ、トマト、オニオン、チーズ、チリ
ま、想像通り、非常に辛い食べ物です!
あ、これブログネタになるじゃん!!^^
で、彼に頼みブータン料理屋に連れていってもらう事にしました。
同行者はテニスもこなすGKコーチ、埴田!

そして、笑顔とヤンキー座りが素敵な、柔術家、内田!

そして、Chencyo、私の4人です。
ちなみに私、ブータン来てからテニスを始めました。
以前アメリカに行った時に数日もんでもらった位ですのでほぼ、完全初心者ですが、こちらのJICAの方々にテニスを教えてもらう事になりました。
さて、以後はちょっとした食レポです。
正直食べた方が早いのですが、説明入れて行きます。
一軒目は現代的ブータン料理屋さんです。
スジャ(バターティー)

そのままの味です。結構いけます。
揚げライス

おかきですね。バター茶と共に前菜って感じです。
メーゼ

トウモロコシを干して潰して、揚げた奴。とんがりコーンやタコスを連想させます。これもバター茶と共に前菜って感じです。
昔はこれが弁当箱。

こちらが水筒だったそうです。

カメラ目線で注いでもらっている私。

これはアラ(トウモロコシ発酵酒)です。結構強いですね。
ジュマ

豚のソーセージ。ピリ辛
モモ

先ほどの「Momo Corner」のモモよりも上品な感じです。
ホギー

キュウリの漬物的位置づけですが、原料にキュウリ、コリアンダー、チーズ、チリ
本当はすごく辛いそうですが、Chencyoが店側に辛くしない様に言ってくれた様で丁度良い旨辛でした。
ここまでが前菜的な感じで、ここからが本番。
私、この時点で腹8分目。
最初のとんがりコーンとバター茶のコンビが旨くて食べ過ぎてしまいました・・・><

レッドライス

ご飯です!
エゼ

トマト、玉ねぎ、塩、チーズ、チリ
チーズが辛さを抑え、意外とマイルドです。
チリは早摘みだと辛さが控えめになるそうです。
モム

野菜炒めです。
パクシャ

豚の脂を干して固くした感じ。結構胃もたれします。
若い人向けかなぁ・・・。
クレ

そば粉パンケーキ。もちもちしっとりで日本人好みだと思います。
ジャシャ

チキンカレー、鶏の骨が多くて食べづらいです。
ルナグー

9つの雑穀米。健康的ですねー^^
ナケ

ゼンマイかわらびにチーズ、チリ
辛くなくて美味しいです。
エマダチ

チーズ、チリ
あまり辛くなかったのはChencyoの根回し故か?
センチュム

チーズあえのインゲンマメ。
ナケス

マツタケスープ。旨い。
さーて、一週間後に2軒目!
今度は古典的ブータン料理屋。
店の外観からも古い雰囲気を醸し出しています。

同行者。
前回同様、料理研究家兼やさぐれGKコーチ埴田。

多国籍言語を操るChencyo。

店の内観はこんな感じ。昔の民家の感じが出ています。

階段はこんなん!

上から見るとかなり急。歳行った観光客にはキツイね!

室内。落ち着いた感じと言えなくもない。

またまたスジャ

バター茶です!
ザオ

揚げた米。おかき。どうやら、前菜の定番。
ホギー

チーズ和えのキュウリ。勿論、チーズとチリが入っていますが、辛すぎず、美味しかったです。
アラ(酒)とパラン(注ぐ奴)

こうやって注いで使います。

パランの中は洗えないよね・・・。

製造以来洗わないそうです。常にお酒を入れる為、消毒は十分??
王室とかが使うパランは外側の金属部分が全て金で出来ているとの事!
ドレッシー

ライス、カシューナッツ、キスミス(グリーンレーズン)、バター、砂糖。
甘いデザートご飯って感じかな?
正直、一番美味しかった。
日本でも祝い事とかに出てきそうな感じでした。
ケッタム

米、麦、ブラックペッパー、バター、チリ
ブータン風ピザだそうです。
感覚としては薄いお餅の上に胡椒系あんかけがかかっていて、結構いけます。
モン

ピリ辛ミックス野菜炒め。
パクシャ

ポークリブに青唐辛子とオニオン炒め。
肉は旨いけど、野菜系が辛ーい><
パクシャッパー

豚肉の脂身と大根とチリ
脂身は固く、噛んでいると味が出てくる。
胃にもたれる事確約します!
ノシャカム

ポテト、ドライビーフ、ライスヌードル、塩、チーズ、チリ
何とも言えぬ。ぼんやりした感じ。
ナケダチ

ナケ(わらび)、オニオン、チーズ、チリ
手加減してくれているので辛すぎず美味しい。
モンシャバ

干した高菜とドライチリ炒め。
今一!
ジュジュ

小松菜を刻み、チーズと水とマッシュルームのスープ。
中途半端な味。
クリー

そば粉のパンケーキ。
前の店でも出たが、前回の店の方が旨かった。
ここのは味がない。
机の上の皿はこんなに一杯!

でも、最後はほぼ食べきったよ、3人で・・・きつかった・・・(笑)
食べる時はこの様に、ご飯を中心に全てのおかずを乗せ、混ぜて食べるのが一般的だそうです!

帰りの外観。

正直、量が多すぎて、最後は腹いっぱいで味が今一わからなかったかも・・・。
申し訳ない><
一般的家庭でのブータン料理はこんな感じです。

そこまで品数も多過ぎずいい感じかもしれません。
ブータン料理を自分なりにまとめてみると・・・
チリとチーズを多用する。(多分、この2つが日本人にとっての醤油とかの位置づけになるのかなぁ・・・)
辛さと塩味が中心の食文化。
日本の様な「うま味」が無い。
料理にも詳しいGKコーチ埴田曰く
「ブータン人は辛さと塩味を中心に育っているので、その中間の旨味があまり分からないのではないか?」
との事です。
ま、街中にはブータン料理以外のレストランもありますし、自炊も出来ますので生活には支障ありませんが、毎日ブータン料理を食べなきゃならない環境に置かれると苦しいよぉ…というのが正直な感想です。
最期に、味を字で伝えるのも苦しいです(笑)
自分で食べるのが一番早い!
興味がある方は東京都内に一軒ブータン料理屋があるそうですので、ググって行ってみて下さい^^
以上、食レポ終わります。
今回も長いブログ、最後までお付き合いくださり、ありがとうございました^^
コメント