日本では生卵を食べるのは普通の事ですが、世界的に見ると実は珍しいらしく、中国の生卵も卵の殻への滅菌処理をしていない為、いくら新鮮であっても生で食べてはならないらしいです。
さて、写真をため込んでいたので、6月末の長安(西安)旅行を書いて行こうと思います。
新幹線で行ったのですが、値段と時間はこんな感じです。
片道5時間いかない位で9000円位です。日本の新幹線よりも安いですね。
チケットはやはり、ネットで買えます。(中国は何でもネット。日本よりもかなり進んでいます)
私は知らずに、わざわざ窓口で紙のチケットと交換しましたが、必要ないそうです
んで、いざ、出発と思ったら、私が行った駅は「漢口」で、このチケットは「武漢」発でした。
言い訳をすると、通訳の子が間違えたらしく、平謝りしていました。(私じゃないよ・・・)
と、いう事で、出発日、初っ端からトラブル発生!
出発時間を2時間遅らせて、タクシーで「漢口」から「武漢」へ!
これが有名な長江の景色です。
武漢の街中に限らず、中国の大都市はどこもこの様なマンションが林立しています。
ちなみに、武漢の人口は1200万って言っていました・・・一軒家は新幹線の車窓から見た田舎の町以外はまだ、見た事がありません。
無事に武漢駅に到着。
武漢は中国の交通の結節点に当たる為、かなり駅も大きく、新幹線も何本も走っています。
んで、出発して、5時間の新幹線は省略・・・
西安に着きました。
これ、全ての乗客のグリーンコードをチェックして、PCR検査をしているので、とんでもなく待つ事になります><
着いた初日は夕食を食べてから自転車で街中をフラフラしていました。
2日目からはせっかく古都西安に来たので、ローカルフードのみで攻めました。
まず、朝食はここ!店の名前は読めそうで読めない!漢字で何となく肉っぽい!
この様な古い店でも会計は全てスマホによるバーコード読み取りのネット決済です!
食べたのは「ホウラーカーン」という野菜と肉のスープでした。
実はこれが西安で食べた物で一番美味しく、7月18日現在までの中国生活で一番美味しかったです!
この、肉野菜スープ、コクやらうま味やらがあってやたら美味しく、このひき肉を挟んだハンバーガーみたいな奴(ロウジアモア)もやたら旨かった!
西安行くならお勧めです!
パワー充電して向かうは、まずはいきなりメインイベント、兵馬俑でしょ!
西安中心部から高速を使って30分程です。
入口には始皇帝らしき像・・・
せっかく来たので日本語の通訳さんを雇います。
コロナ下という事もあり、ここも人が少なく観光には非常に良かったです。(私、行列嫌い!)
有名な兵馬俑です。ここは第一号の穴で1974年(意外と最近)発見されたそうです。
ちょっとした裏話として、公式には1974年に井戸を掘っている時に発見されたという事ですが、実は、その前から現地住民は何やら掘ると出てくる事は知っていたそうです。が、それを政府が知ってしまうと土地の接収をされてしまうので、それが怖くて報告をしていなかったそうです。
これは修復中の物です。
実際今もここで修復作業をしているそうですが、夏は暑く冬は寒いので、常に修復しているわけではないそうです。(この建物、やたらでかいドームですが、作られたのが昔なので、空調が無いです。)
これ、FBにも出した写真ですが・・・
撮影用で、前列3段くらいまでは実物で、後ろは写真です(笑)
インスタ映えって奴??(インスタやってませんが^^)
この膝立ちの弓兵の俑、こいつは特別です!(何がやねん?)
約八千体の兵馬俑の中で唯一完全に無傷で出土した俑だそうです(笑)
始皇帝が死んだ直後、項羽と劉邦の天下を争う戦いがありましたが、その時に項羽軍がこの辺りを略奪し、兵馬俑の持っていた剣等の武器を奪ったそうです。その時、焼き討ちされたらしく、かなりの損傷を負い、焼かれた跡も残っていました。
これ、一般兵(御者)
これ、参謀。
これ、将軍!
というように、兵馬俑の俑は同じではなく、身分が高いほど、お腹が出て、恰幅が良く、表情が笑っています。髪の毛や装飾品も細かく作られており、当時の実在のモデルを元に作った様です。
さて、兵馬俑から車で数分の所にある(シャトルバスも出ています)始皇帝陵に行ってみました。
ちょっとワクワク!
見えてきたぞ!
ま、これだけというか、この辺りの丘全てが始皇帝陵だそうです。
この地下にはかなりの広大な部分に色々な物が埋まっている(水銀の川とか宮殿とか・・・色々!)そうですが、現代の科学では掘り返すとそれらをうまく保存できずに損壊してしまう恐れがあるという事であえて掘り返していないそうです。(色が消えちゃうとか・・・兵馬俑も色があったものが消えてしまったそうです。日本の古墳もそうですよね!)
とりあえず、せっかくなので、通りがかりのお兄さんに写真撮ってもらいました^^
兵馬俑と始皇帝陵を後にして、西安に戻ってきました。
ここが西安古城の中心にある有名な鐘楼。築600年の木造建築だそうです。
夜はライトアップされてこんな感じ!
ちなみに、中国ではレンタル自転車のシステムが発展しており、スマホでバーコード読み取ると自転車2時間借りられます。どこでも乗り捨て可能!非常に便利ですし、エコですよね!
これが鐘楼と対をなす鼓楼。ま、有名で古いやつです(笑)
ま、うろうろして、回教街に入っていきます。西安は歴史的にシルクロードの始点ですので、イスラム教徒も多く住んでおり、当然、その街があります。(なんか、歴史好きの私にはたまらない!)
早めの夕食という事で!ローカルフード!
まず、この硬いパンみたいのを渡されて、自分で千切ります・・・とにかく細かく細かく千切るのです(かなり面倒な作業です)
ちょくちょく写真の端っこに出ているこの人物、崔(チェ)君といい、私の契約しているエージェント会社の一人でたまたま西安に住んでいるので、ガイドをしてもらいました。片言でも英語を話せるので非常に助かりました。彼の車で兵馬俑も行ったし、彼がいたのは ラッキーでした!
はい、やっと千切り終えました。10分位かかったかな。腹が減っている時はお勧めできません(笑)
ちなみに後で気が付きましたが、最初から千切ってある奴も売っていました(笑)
どんぶりを調理場に持っていくと、おじさん達が肉切ったりして調理を始めてくれます。
最後は外でスープを入れます。(店内で千切る→入口で肉入れる→外でスープを入れる・・・順序が逆な感じもする・・・^^)
やっと食べられる・・・TT
羊肉のパン粥(パオモア)・・・結構有名で西安に旅行に来る人は必ず食べるそうです!
ま、美味しかったけど、努力の割にはって感じかな(笑)
その直後に崔君がここも食っとけと連れられて入りました。
イスラム教徒がやっている伝統料理らしく、さっきのと最初は同じ感じで千切ってからピータンっぽいの(ピータンよりも大きい)が入って、
それにドロドロのタレっぽいのが何種類か入ります。
んで、かき混ぜて食べる。ルージューランファーといいます。
見た目はアレですが味は・・・・・・・・・・・マズイ!
ハイ、マズイです。作ってくれた店員さんには悪いんですが、好き嫌い以外で食べ物、残したのは何十年ぶりです・・・。空腹だったらまだ、食べられたかもしれませんが・・・。
崔君は最初からマズいの分かっていて、あえて連れてきた様です(怒)
その後、崔君は私を連れるのに飽きて(笑)私はもっと街中を回りたいので、街中で降ろしてもらい、ここも有名な大慈恩寺(大雁塔)に行ってきました。
ここは、かの有名な西遊記の玄装法師ゆかりの寺院です。
中は整然と整理されており、塔は・・・塔ですわな!
バカと煙は高い所が好きという事で、私も登ってみました。
まずまずかな・・・(笑)
それよりも、塔を登る途中にあった三蔵法師が昔旅した道程が示してありましたが、とんでもない距離だったんですね・・・半端ないですわ、ホント!
夕方になると、この寺周辺はライトアップされて、市民憩いの場所になります。
なかなか綺麗です。
塔もライトアップされています。
なかなか良いですよ!
3日目の朝食はココ!
現地のおじちゃん、おばちゃんが働いていて、ローカルな感じでいいね!
毎朝一緒の崔君と(笑)
これも、「ホウラーカーン」という2日目の朝食と同じ名前だと言っていましたが、味は少し辛みが強かったかな。美味しかったです。(朝から汗ダラダラ^^)
この揚げた肉まんみたいのが「スエチェンボー」
具は色々とある様です。
ま、肉野菜スープとパン系といういいコンビネーションで朝から活力を与えてくれます^^
朝食後はせっかくなので「陝西省歴史博物館」に行ってきました。
日本語通訳はおらず、英語の説明もあったり、無かったり・・・ま、博物館に行って、歴史ある物を見て、「へー」って感じで終わりました。
10年前くらいから気が付いていたのですが、基本、私は博物館とか美術館は向いていませんね。腰が痛くなるだけな感じがします(笑)ま、不勉強なだけなんでしょうけど・・・。
その後、ネットで見た、観光スポットの「大研塔」をパッと見に行きました。
のんびりするにはいい感じの塔を中心とした広場でした。
いい感じで古い!以上!
さて、兵馬俑に並ぶ、第二のスポット、西安城壁にやってきました。
巨大な城壁。昔の中国の首都西安の街を囲んでおり1周13,912mだそうです!
一見何の変哲もない石畳の道ですが、これ、城壁の上なんですよね・・・。
高さだけでなく幅も広い巨大な建造物です。
城壁の上に小さなコンビニ
そして、レンタルバイク受付!
一人用もあれば、
タンデム用のバイクもあります。
タイヤはマウンテンバイク用の太いやつ。
石畳は結構凸凹しており、わざと空気は緩めにしてあり、多分、道の保護の為かな?
カートも走っております。
コロナ下という事もあり、ホント人が少ない!たまにしか人に会いません。
西安城壁独り占め^^
サイクリングしながら、マンション群を見ると、屋上の最上階の家は庭がありますねぇ・・・。
長安城壁は四角いのですが、各辺にこの様な城門が何箇所かあります。
この城門一つでもかなり巨大です!
北門の外にはローカル線の長安駅がありました。(新幹線の駅は長安北駅で別の駅です)
ひたすら独り占めの城壁サイクリング、ゆっくりと回って1時間半くらいで回れました。
せっかくの城壁なので城壁の内側はもう少し昔の街並みを残していて欲しかったなぁ・・・というのが正直な感想です。
時間が余ったので、再び回教街へ。
目的はこの寺、清真大寺。
西暦742年に建てられたイスラム教のモスクです。
これが本堂。一見すると普通の仏教のお寺の様に見えますが・・・
内部を見るとイスラム教特有のカーペットがひいてあり
説明文もアラビア語です。
今回の西安旅行ではシルクロードを介したイスラム文化との結びつきを強く感じました。
遅めの昼食に麺屋に行きました。(そこそこ有名だそうです)
ここも店員さんはイスラム教徒だったなぁ・・・。
「リャオシャンメン」見た目は麺だけ。
だけど、下に具が入っており、かき混ぜて食べる様式です。
美味しかったけど、量が半端なく多かったです!
外の屋台から崔君が買って来てくれたスイーツ「リャンガー」。
もち米にブドウの甘さで味付けしています。日本人的にはそういう発想はあまり無さそう^^
晩飯は崔君の地元の草サッカー仲間達と串焼きを食べながら飲み食いしましたとさ。
西安を発つ最終日の朝食はココ!
羊のモツスープ。
ここもローカル感あっていいですね。
「ザーカンタン」という名のあっさりとした美味しいスープでした。
しかし、こやつは良く食うね!(俺もだけど・・・)
西安は餃子も有名らしいので、餃子も頼んで食べちゃいました。
朝から食べ過ぎて苦しい・・・。
他にも西安で有名なのは、ビャンビャン麺というのがあるのですが(ビャンビャンという非常に難しい漢字)崔君曰く、別に美味しくないとの事だったので、今回の旅では食べるのやめときました(笑)
駅のチケット売り場、共産党員優先の窓口が早そうだったので、外人なので言葉分かりませんって感じで並んで素早くチケットゲット!
あとは新幹線に乗って帰るだけ。疲れたけど、楽しく、色々と知らない物を食べられて良かった!
さて、今回の長いブログは以上になります。
武漢は大都市でマンションばかりですが、やはり、古都である西安(長安)に行くと色々と歴史的な建物等があり、歴史を感じて楽しいですね。
もし、次、長い休みが取れたら、シルクロード方面の敦煌やら西域に行ってみたいものです。
長いブログ、お付き合いくださりありがとうございました。
謝謝!
では、また!
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