グズザンポー!
今年最後の国際試合であるAFC U19の予選も終わり、少し余裕が出て来たので、ブータン国内をちょっと散策してみました。
まずは、首都ティンプーから見えるすぐ裏側の山寺、Phajodingに向かいました。
同行してくださったのは、はブータン国内で唯一の日本人セラピスト「アキナ氏」とその同僚のラテン系「Sonia」

そして、山の麓から餌に釣られて勝手に同行を申し出てくれている、「ワン公」

この「ワン公」ご覧の通り、メタボです・・・(笑)

餌をいろんな人にもらい過ぎているのか、休憩になると必ずこの格好で休みます^^
女性陣はノリが良く、特に、「Sonia」はバルセロナ出身という事もあり、完全ラテンですな・・・^^

3,600mの目的地到着! ワン公もしっかりと最後まで着いて来てくれました^^

眼下にティンプーの街並みがあり、良い景色です。
標高3,600mにある山寺(僧侶の学校も兼ねている様です)

自家栽培のビニールハウス(荷物搬入用のロープウェイもありましたけどね^^)

1人黄昏る僧侶・・・

聞くと、月に3週間がここ、1週間はティンプーの家族の所だそう・・・意外と緩いのね(笑)
ヤクと記念撮影・・・

こいつ、怒っているのですが、これ、かなり危険な行為だったらしく、後で「アキナ氏」にどやしつけられました^^
「Sonia」と膝曲げてジャンプする写真に挑戦!

されど、私身体固くて膝あまり曲がっていない・・・そして、二人のタイミングが合わない・・・グダグダな写真(笑)
さて、この後、「ティンプー」に降りて(しっかりワン公は付いて来ましたよ、最後まで^^)
後日、ワールドカップ予選の「Nepal vs Kuwait」の試合がホームチームである「Nepal」のピッチ準備が間に合わず、何故か、ブータンのティンプーで開催となり、両チームがブータンにやって来ました。
私、サッカーのProライセンスを取ったのが、「Kuwait-Qatalコース」であった事もあり、KuwaitのTDである「Aziz Hamada氏」と面識を得る事が出来ました。

チームの食事にも呼ばれ、一緒に食べました。

結構な大集団で、スタッフ含めて50人位でした。
多過ぎだと思うな・・・多分(笑)暇そうな奴、いっぱいいたもん^^
流石、イスラム教徒、1日5回の礼拝は欠かしません。

祈りの甲斐あってか、高地で苦しみながらも1-0で「Kuwait」が「Nepal」を下しました。

ホームでは7-0で勝っていたらしく、やはり、ブータンの高度はサッカーの結果に如実に影響を与えますね^^
因みに、「Kuwait」とは標高差2,300m、「Nepal」の首都「Kathmandu」とは標高差1,000mで「Nepal」有利な条件でした。
この週は忙しく、ブータンプレミアリーグ(ブータン国内1部リーグ)の残り3試合も行われました。
初戦、「vs Paro United FC」・・・18-0で勝利(笑)

こんなんだから、ブータン国内リーグはダメなんだという声も国内からかなり上がっていましたね^^
2戦目「vs High Quality FC」・・・1-0で勝利。

3戦目「vs Transport United FC」・・・2-0で勝利。

結局、我々アカデミーU19チームはバーレーンでの経験もあり、試験期間中で何人かの主力を欠く状態でしたが、危なげなく3連勝して今年のアカデミーの活動を終了しました。
結局国内リーグの成績は10チーム中5位の成績でした。(正直、もうちょっとやれたと思いますけどね^^)
さて、アカデミーの活動も終了し、ますますやる事が無くなってしまった私・・・
ティンプー市内にある唯一のラーメン屋で偶然会ったJICAの「渡辺充」君のうまい話しに乗せられ・・・

っというのは冗談で、見せてもらった星空の写真に魅せられてしまい、彼の任地「Phobjikha」に行ってみる事にしました。
後で聞くと、彼は任地「Phobjikha」のラムサール条約で守られている湿地を紹介する施設の展示を改善する仕事をしているらしいのですが、写真が趣味で、それを認められ、写真も仕事的になっており、さらに、聞くと、昔、大学でリスの研究をして、かつ、犬ぞり部!の部長、昆布漁師をやったり、奈良で鹿のフンを数えたり、とまぁ、色々な経験を積んでいる、面白い奴でした。
ティンプーからは休みを取りながら、車で5時間位(帰りは休み無しで3時間)の距離にあります。
谷を越え・・・

今にも崩れてきそうな岩の下を通り・・・

ホント、何の補強もされていない・・・いつ崩れるかは運次第…

実際この様な崩れた後は何度も見ました・・・

でも、景色は抜群^^

3,300mの峠を越え・・・

到着・・・ここは、「Black neck crane」という種類の鶴が有名だそうです。

この子は羽が折れ飛べないので保護されているそうです。日本だったら、治せそうだけど、この国じゃ無理だよなぁ…
ひょんな事から、翌日に行われる現地中学生のバードウォッチング遠足に同行する事になり、朝5時起き(超寒かった・・・)!

途中でバスが壊れ、同行者である私の車にも子どもが乗る事になりました(笑)
班に分かれ、出発しましたが・・・

ブータン人の教師はやる気が無く、車で暖を取る始末・・・

結局、渡辺君と私が引率の様な形になってしまいました・・・(ここでも、大人のブータン人のダメっぷりを目撃してしまった・・・><)
真面目にバードウォッチングを行い・・・

すぐ、図鑑で調べる子ども達・・・

子どもは大人と違ってやる気に満ちています・・・いいねぇ^^
懲りずにヤクとまた、記念撮影^^

朝食を食べ、11時頃には村に戻ります。

バスが壊れた為に、ピックアップトラックの後ろにぎゅうぎゅう詰めの子ども達(笑)
を珍しがって撮影する渡辺氏^^
私の車の後部座席にも子ども達を乗せました。

行きと違い、帰りは良くしゃべって(多分、朝は子ども達も眠かったのでしょう^^)なかなか楽しいドライブでした^^
さて、早起きは「三文の徳」と昔からいいますが、遠足終わっても、まだ午前中っという事で、「Phobjikha」の湿原を回ってみました。

雄大ですなぁ・・・

高度3,000m以上の学校にあるサッカーゴール^^

そして、ここはジャガイモで有名らしく、北海道の大学に通っていた渡辺氏曰く「北海道よりも美味しい」との事です。

実際、フレンチフライ、おいしゅうございました^^
勿論、この湿地にチベットから越冬の為飛んでくる鶴は超有名らしく・・・

鶴を激写する渡辺氏・・・を激写する私^^

車で道を進んでいると、鶴が普通に道にいました。

車が近づくと・・・「逃げろー」って感じで行列作って、歩いて逃げて行きます。

安全地帯でリラックス。

上を見ると鶴が舞っています・・・いいですぜ、ここ^^(寒いけどね^^)

野生化した馬がいたり、牛がのんびり草を食んでいたり・・・癒されますよー^^

パンダ牛^^

宿の子犬^^

そして、ここに来た私的な最大の目的。星空を見る事!
村の明かりと天の川^^

草原で星を見上げる私^^(いい写真、ありがとねー渡辺君^^)

これって、村の光が入らなきゃ、もっと凄いんじゃない?
って事で「チョルテン」(仏塔)のあった峠までくるまを走らせることにしました。
車で夜道を走っていると、こんな感じの子猫(笑)が道を横切ります^^

可愛いじゃん^^
さらに進んだ1分後・・・動物が道を歩いています・・・犬?牛?・・・
ヒョウでしたー!!・・・しかも、3m位の距離!

いやー・・・野生のヒョウを見たのは生まれて初めてでした。(こんな怒っていなかったけどね^^)
この写真はネットから拝借しました。
夜で暗かったのと、突然だったのでカメラの準備をしていませんでした。(惜しい事したー><)
その後、ヒョウは3m位の土壁をヒョイッて登って、上から私達を見下ろして観察していました。
私もテンションが上がってしまい、土壁を登って追いかけて撮影を試みましたが・・・(今から考えると危険な行為でした)
ヒョウは暗闇の中に消えて行きました・・・残念><
興奮冷めやらぬ中、「チョルテン」(3,300m)に到着、星空を撮影する事にしました。
チョルテンと天の川!

「巨人の星」的なポーズをとる渡辺氏^^

天の川を見上げる私^^(いいでしょ、この写真^^)

っと、まぁ、2泊3日、盛り沢山の旅でした^^
ティンプーに戻った翌日、前回の寺のさらに上にある湖を目指して再度ティンプーから山に登る事にしました。
朝の6時半過ぎに登山開始し、3,600mにあった寺のさらに上、4,300m付近でのこの一枚^^

カメラマン役を完全にアキナ氏に任せ、山登り、楽しませて頂きました!
頂きのチョルテンを目指します。

到着ー^^

さらに湖を目指し・・・登って・・・

凍った道を降りて・・・(この道、実は間違っていて、地図に出ていませんでした)

湖着いたら干上がっていて・・・><

げー、また登るのー><

さらに歩いて・・・

景色いい所でまた撮影して・・・

やっと、水のある湖に到着><

この同行してくれたアキナ氏・・・ガイド兼カメラマン兼フィジオ(恥ずかしながら、途中で足に変調をきたし、何度か治療をしてもらいました^^(急性虫垂炎以来、まともにトレーニングしていないつけがこんな所で来るとは・・・恥ずかしい><)
そして、女性ながら軽々と山を登って行きます・・・(特に3,500m超えた辺りから異常にペースが上がりました・・・)
この方、仙人かよ・・・マジで思いました(笑)
湖にいたブータン人グループの方々にランチを御馳走して頂きました。

このグループとは下山も最終的に一緒になりました。(変な親近感湧いて来るね、山って^^)
さらに進んで、奥の湖まで行ってティンプーに戻る事にしました。

下りはホント地獄でしたわ・・・エネルギー切れと下半身全体の痛みで山を下っているのではなく、重力に引かれて落ちているだけって感じでした。
一応、念の為、言っておくと、この行程通常は一泊コースだそうです。
我々は朝6時半過ぎに登り始め、夕方5時位に降りてきました。
身体中痛いですわ・・・
さて、そろそろ日本に帰りますかね^^
この猫どもは大家さんにお世話を頼みました。

猫好きの大家さんで助かるわー^^大家さん、猫6匹飼っています(笑)
さて、長いブログ、今回も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
では、また次回^^
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